最近では、格安航空会社LCCの路線も増えて航空機を利用する方も増えていますが、悩みは持ち込める手荷物ですね。
メリット・デメリットのある機内持ち込みですが、これを知らないと手荷物検査でトラブルになる場合もあります。空の旅を快適にするためにも手荷物と預ける荷物の違いを知っておきましょう。
国内線の機内持ち込みについて
国内線の機内持ち込みですが、バッグの持ち込みサイズが各航空会社で決められています。主要航空会社では、座席の数で違いがありますので気をつけないといけないポイントです。
身の回り品のバッグに加えて、下記のサイズの手荷物1個が機内に持ち込めます。
- 100席未満の場合:45cm×35cm×20cm以内で合計100cm以内のサイズ
- 100席以上の場合:55cm×40cm×25cm以内で合計115cm以内のサイズ
合計サイズ以内でも一辺が規定の長さより長い場合は持ち込みが禁止されます。
持ち込み可能な重量は、荷物の合計が合わせて10kgまでとなっています。格安航空会社の中には手荷物の合計が7kgまでと定められている場合もありますので確認が必要です。
機内持ち込み禁止のもの
機内持ち込み禁止物は、ハサミ・ナイフなどの刃物類や先端が著しく尖っている物、金槌などの凶器になりうる物が代表的です。一般的な喫煙用ライターは1個まで持ち込みできますが、葉巻用などの特殊なライターは持ち込み禁止になっています。
飲料では、70%を超えるアルコール度数のアルコール飲料は禁止されています。熱を持つヘアアイロンなどは電池が取り外せないタイプは持ち込み禁止とされています。
その他、スプレー類は、日用品やスポーツ用品などのメンテナンスに使用するスプレーは持ち込み禁止で、虫よけスプレー以外の殺虫剤などの毒物類も同様です。また、花火などの火薬類ももちろん禁止です。小型犬などのペット類も持ち込みが禁止となっています。
国際線の機内持ち込みについて
国際線で手荷物の持ち込みの場合、身の回り品のバッグと55cm×40cm×25cm以内で合計が115cm以内のバッグが持ち込みできます。一辺でも長い物は持ち込みが禁止されています。
持ち込み可能な重量は10kgで、それを超えるものは持ち込みができません。格安航空会社では7kgまでと決められている所もあります。
機内持ち込み禁止のもの
具体的な持ち込みが禁止されている物品は国内線より多くなります。カッター・ナイフなどの刃物類、ハサミや先が鋭く尖った物、ゴルフクラブやバットなどの武器となりうる物があります。
海外でこれらの物品が発見された場合、航空法違反で罰金の対象となりますので注意が必要です。液体に関しては持ち込める容量制限が設けられています。
100ミリリットル以上の容器そのものが持ち込み不可能となっています。液体持ち込み制限については国によって厳しく制限されている場合があります。国際線の乗り継ぎで免税店にて購入したものが手荷物として持ち込めない場合もあります。
喫煙用ライターは、綿の入っていない吸収材無しのオイルライターや葉巻用のプリミキシングライター、ピストル型のライターの機内持ち込みは勿論ですが、荷物として預ける事も出来ません。
電子機器はリチウム電池の場合、リチウム含有量が2gを超える物は予備電池も含めて機内持ち込みが禁止されていますし、160Wh以上のリチウムイオン電池を内蔵している本体、予備電池も持ち込み不可能となっています。
国内線と同様に、火薬類、ペット類、殺虫剤や乾電池が取り外せないドライヤーやヘアアイロンなどは持ち込み禁止となっています。
おわりに
短期間の滞在で荷物が少ない場合には、料金を安くするメリットがあり、目的空港に到着すればすぐに移動できる機内持ち込みですが、航空会社の規定を超えた場合、時間のロスや超過料金の支払いなどが生じてきます。
出発前に利用する航空会社のホームページに目を通す事がおすすめです。
快適な空の旅を楽しむ為にも、事前チェックを怠らないように注意しましょう。