自宅のお庭やキャンプでの食事のときに、燻製の料理ができると楽しいですね。
今回は、簡単にできる燻製きの作り方・燻製の作業手順についてご紹介していきたいと思います。
100均グッズで燻製器を自宅で作る方法
100均グッズで、簡単に自分で作れる燻製器のフレーズにワクワクしますね。
普通のスモーカー(燻製機・燻製器)は、「ふた→網→フック→本体→スモークチップの受け皿→底板」の構造になっています。
- 丸形のフライパン
- スポンジケーキ用の型(底抜けタイプ)
- 粉物用のふるい
- 鍋のふた
- スモークチップ
- まず可愛い小振りなフライパンに、アルミホイールを敷きます。
- そこにスモークチップ約10gを入れます。
- スポンジケーキ用型の円筒を置きます。
- ふるいに食材(卵やチーズ、ソーセージなど)を置きます。最後に鍋のふたを置きます。
- ガスレンジに着火して中火で1分間温めます。その後約7分間弱火で熱します。
- チップの香りが漂い始めます。そうしましたら火を止めましょう。
- 約10分間待ちましょう。余熱が大切です。
その後は燻製品をいただきましょう。素早く、簡単、格安の燻製が楽しめますね。
ご家族などで楽しいひと時が過ごせます。
ダンボールで簡単に自宅で作る方法
たかがダンボールされどダンボールですが、思わぬ利用方法があります。一見しますと難しく感じますが、ダンボールで簡単にできる燻製器を作ってみましょう。
上手く作るポイントは、ダンボール上部の気密、空気穴、燻製材の投入口、食材の置き場所になります。まず、しっかりしたダンボールを用意します。
- ガムテープで底の部分や内側も目張りをすることにあります。煙の漏れを少なくするためです。
- ふたの部分は、5cm残して定規をあてカッターナイフで正確にカットします。
- 底から約5cmの部分に太めのドライバーで、燻煙を循環させるための空気穴を開けます。
- 丸棒と各棒を40cm程度にカットし先端部分をガムテープで養生して、内部に食材が吊り下げられるように穴を開け横にとうします。
- 扉のところにガムテープで取っ手も付けます。
以上をまとめますと、でき上がりました観音開き型のダンボールの内部は、最上部に丸棒があります。その下に角材2本があり網を載せられます。フックも吊り下げますと食材も多くなりますね。
一番下にスモークウッドを置きます。ウッドに着火すれば完成です。
ベーコンの燻製方法
このご時世に無添加ベーコンを自分で作る、最高の贅沢ですね。アウトドア派でなくても簡単に作れてしまいます。
今回は、その作り方をご案内いたします。食材は、もちろん豚バラ肉になります。人数分を調達しましょう。
- まず、アルコールでまな板をキレイに消毒します。両手やフォーク、包丁も丁寧に消毒してください。
- フォークで豚バラ肉に穴を開けていきます。これは力仕事になります。穴あけ後に8等分に切り分け、キッチンペーパーでそれぞれを包みます。
- 次に、ソミュール液(食材を塩漬けにして、食材の腐敗を防ぐ塩分多めの液体になります。)を作りましょう。水1ℓ、塩150g、砂糖70g、黒コショウ、ロリエの葉4枚となります。これを、20分くらい弱火で煮込みます。この液の作り込みがポイントの第一になります。
- ジブロックに豚バラ肉を入れ、ソミュール液を注ぎます。ここで注意が必要になります。それはストローを使い中の空気を抜くことにあります。
空気抜き後のジブロックに薄手のビニール袋に入れて冷蔵庫で3~4日ほど寝かせます。ここも重要なポイントになります。 - 寝かせたバラ豚肉を、少し大きめのボールに入れて塩抜きをします。2~3時間くらい塩抜きします。多少は塩分が濃い目にします。
- 塩抜きが完了しましたら、キッチンペーパーに包み一夜干しをします。
その後、豚バラ肉をタコ糸でしっかりと巻き付けます。 - 一般的な燻製器に入れて燻製をします。スモークチップは、ナラ材を使用します。2時間ほどでベーコンの燻製が出来上がります。
以上がベーコンの燻製の作り方になります。知ることは財産ですね。
燻製をする際のポイント・注意点
キャンプに欠かせないからと言って、夏場の燻製は避けた方がベストと思います。
注意点やそのポイントをお話ししましょう。
- 食材の下準備作業に時間がかかります。そのために食材が傷みやすくもなり、やたらと燻製器の温度が高くなり食中毒の危険性があるからです。
- 初めての方は、この時期を避けてみたらいかがでしょうか。経験のある方は、それなりの対処方法があるかと思いますがベテランほどこの時期を外されています。
燻製器使用のポイントは次のようになります。
- 食材は、酸味が出ないように水分を十分飛ばしましょう。
- 食材から滴り落ちる油がスモークウッドなどに落ちないようにします。
落下した油が、ススになって味も匂いもひどくなるからです。 - ダンボール燻製器は、火事を起こしやすいのでキャンプ場では十分気を付けましょう。
- 煙の向きには気を付けましょう。風向きにより独特の匂いがでますので、風下の利用者への気遣いも必要になります。
以上がそのポイントと注意点になります。
おわりに
今回は、簡単にできる燻製きの作り方・燻製の作業手順についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださね。