仕事中なども、日中に眠くなってしまい困ることがありますよね。
特に女性の場合、生理前・生理中などは日中の眠気がさらに増すことがあります。
そこでここでは、生理中に眠くなる原因とその対策についてお話ししていこうと思います。
寝ても寝ても眠い?生理前に眠くなる原因
生理前に眠くなる原因は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量か増えることです。
私たちの身体は、体温が低いほど深い眠りについて傷ついた細胞を回復するようにできていますが、生理前にはプロゲステロンが多く分泌され、通常よりも体温が上がってしまいます。
その結果、睡眠が阻害され熟睡できなくなってしまうのです。
また、プロゲステロンには血圧を下げて眠気を誘う働きがあるため、生理前は余計に日中に眠くなってしまうのです。
寝ても寝ても眠い?生理中に眠くなる原因
生理中は様々なことが原因で睡眠の質が悪くなりがちです。
安眠が損なわれて睡眠の質が低下すると、睡眠によって癒させるはずの日中の疲れが癒されずに残ってしまう為、どんなに長時間眠っても、睡眠の恩恵を受けることができません。
その結果、身体が休息できず、常に眠くてだるい状態になってしまうのです。
生理前・生理中に摂っておきたい栄養素
生理前
生理前の眠気はPMS(月経前症候群)の症状の一つです。ビタミンB6、亜鉛にはPMSの症状を改善する効果があります。
ビタミンB6にはホルモンバランスを整える働き、亜鉛には女性ホルモンの分泌を促す働きがあります。
ビタミンB6を多く含む食品
まぐろ、かつお、いわしなどの魚類、レバー、にんにく
亜鉛を多く含む食品
牡蠣、煮干し、ごま、舞茸
生理中
生理の出血によって、貧血を感じたり、体が冷えやすいこの時期は、 たんぱく質や鉄分、カルシウムを多めに摂取し、体の中から温めることを心がけたいものです。
アーモンドや松の実などビタミンEを多く含むナッツ類は血流を促し、生理痛の原因となるうっ血を解消します。また、ニラは体を温め、生理痛を緩和する効果があります。
生理中に眠くならないよう、生理まえに摂取してほしいのがイソフラボンや鉄分、トリプトファンを含む食材です。
イソフラボンには生理中に乱れがちなホルモンを安定させる作用が、トリプトファンは夜の睡眠の質を上げるセロトニンを生成する働きがあります。
それぞれの成分を含む食材
イソフラボン:豆腐・納豆・豆乳・みそ・おからなど大豆製品
鉄分:レバーや肉類、ほうれん草、小松菜、ひじき
トリプトファン:まぐろ赤身、あじ、卵、アーモンド、カシューナッツ
おわりに
今回は、日中に眠くなってしまう女性ならではの原因についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
質の良い睡眠をとることが何よりの眠気対策です!
いろいろな方法を試してみて、自分に合った安眠法を見つけてくださいね。