大きな地震が続いたり、天候による災害も増えている日本。2011年に起こった東日本大震災では、466万戸が停電したそうです。福島県以外の県にも停電が広がり、震災の8日後になってやっと94%の停電が解消されたそうです(福島県を除く)。
現代の生活では、電気は必要不可欠なもの。そんな電気が突然供給されなくなったら、本当に困りますよね。困る前に、停電対策をしておいた方が良いでしょう。
そこで今回は、停電に備えた準備と共に、実際に停電した時の対処法についてお話をしていきます。また、各地方の停電情報の確認方法もまとめておきます。
停電に備えた準備
停電になった時にあったら便利な物は、いろいろあります。その中でも、特に「これは!」というものを5つご紹介します。
1.乾電池
電気が使えなくなるので、代わりに乾電池が大活躍!いざという時に困らないためにも、多めにストックしておくと良いでしょう。
100均ショップなどで、乾電池収納ケースが売られており、そういったアイテムを使えばサイズ別にスッキリ収納しておけて便利でしょう。
2.携帯充電器
停電になった時は固定電話が使えなくなりますので、携帯電話の充電器があると良いでしょう。
特に乾電池式や、手動で発電するタイプの充電器を用意しておくと助かります。
3.ラジオと懐中電灯
テレビやインターネットは使えなくなるので、ラジオから情報収集をする事になります。
乾電池式のラジオや、手動で充電するラジオを用意しておきましょう。
4.食料とカセットコンロ
乾パンなど、専用の非常食を用意しておいても良いのですが、普段食べているものをストックして置く方法もおすすめです。
缶詰や賞味期限が長いものを買い置きしておくのです。そして、古いものから順番に食べていきます。非常事態の時、普段食べていたものを口にする事で、気持ちを落ち着かせる効果もあります。
小さいお子さんがいる場合などは、乾パンよりも普段食べているものを欲しがりますので、元気を出すためにもレトルトのカレーや、常温保存できるソーセージ、温めなくても食べられる美味しい物を用意しておくと良いでしょう。
もし余裕があれば、カセットコンロも用意しておきましょう。特にオール電化のお宅は、必要となることでしょう。
5.蚊取り線香
夏だと冷房が使えないので、窓を開けっぱなしにすることになります。
夜ですと、虫が入ってきたりもしますので、蚊取り線香を用意しておくと便利です。
停電したらどうする?
では、実際に停電した時に、何をしたら良いのかをお話します。
家に居る場合
まず、停電しているのがどこかを調べます。その部屋だけか、全部の部屋なのか。また、近所も停電しているのか。
停電していると確認できたら、家電のコンセントを抜きましょう。停電解消時に、火災や事故が起こる可能性があるからです。パソコンを使用中に停電した時も、コンセントを抜きましょう。復旧した時に壊れる危険があります。
夏でしたら、熱中症に注意してください。また、冷蔵庫内の温度上昇を避けるために、開け閉めはなるべくしないようにしましょう。
外出中の場合
運転中でしたら、交差点の場合は要注意!警察官がいたらその指示に従いましょう。警察官がいない場合、交差点の手前で一時停止!歩行者などに十分気を配り、速度を落として通行します。
エレベータの場合、最寄り階まで移動してくれるものもあります。そうでないエレベータでしたら、非常ボタンを押して通報し、救助を待ちます。
各地方(電力会社)の停電情報の確認
各電力会社で、停電情報を発信しています。
自分や知り合いのところが停電の可能性がある場合は、こちらをチェックしてみてください。
北海道の停電情報(北海道電力) 東北地方の停電情報(東北電力)
関東地方の停電情報(東京電力) 中部地方の停電情報(中部電力)
関西地方の停電情報(関西電力) 中国地方の停電情報(中国電力)
四国地方の停電情報(四国電力) 九州地方の停電情報(九州電力)
沖縄の停電情報(沖縄電力)
おわりに
停電に備えた準備を5つご紹介するとともに、停電した時の対処法をお話しましたが、いかがでしたか?
突然の停電で慌てないためにも、日頃から停電について考えておくと良いでしょう。
計画的な停電の時も、準備しておくものは同じです。特にラジオは重要な情報源になるので、時々壊れていないか確認をしておくと良いでしょう。
停電が解消したら、まずは冷蔵庫が動くかどうかをチェック。そして、温度設定が変わっていないか確認しましょう。その他の家電も、設定がリセットされている可能性がありますので、全部確認してみましょう。