トタンの波板はDIYで取扱うことが多い材料で、屋根などに使うことが多いのが特徴です。カーポートや自転車置き場などの屋根の材料としても使われることが多く、いろいろな場所に使うことができます。
トタンの波板はホームセンターなどでも購入することができる手軽な材料ですが、張り方には注意しなければいけません。間違った張り方で作業を進めてしまうと、補修するつもりでも作業をしても雨漏りなどの原因となってしまうので気をつけましょう。
今回はトタン波板の張り方についてご紹介していこうと思います。
トタン波板の材質や必要な材料
波板には塩ビやガラス繊維やポリカーボネートなど、目的とする場所に合わせて使用するものを選ぶことができます。
トタンの波板を利用する場合は、止め金具などを一緒に準備しておかなければ作業ができません。カサ釘やフックボルトと呼ばれる金具も必要な釘の一つで、一般的なものを使うよりも雨漏りなどを防ぐことが可能です。
隣と重ねて屋根の隙間をなくす
参考動画:トタン張り~小屋暮らしに使える技
トタン波板を屋根に使用する時には、隣り合わせを重ねて張り付けていくことが重要になります。
重ねていく張り方をしなければ、隣同士の間に隙間が生じてしまうことになるので注意しましょう。隙間から水や風などが吹き込んでしまうため、必ず重ねていくことが正しい方法になります。
一般的には幅が655mmありますが、張り合わせて使っていくため必要な材料を計算する時には約600mm程度として考えておくと無難です。
釘やボルト以外にも切り離したりするので、板切り用のハサミを用意しておきましょう。金ノコでも切り話すことができるので、用意しておくと作業を便利に進めることが可能です。
トタン波板の表裏も確認
参考動画:ポリカ波板の張り方
トタン屋根を作る時には、材料の表裏を確認することも必要になります。
購入した製品によって表示方法が異なるため、貼ってあるシールなどでしっかりと確認しておきましょう。表裏が確認できない場合は、購入したホームセンターなどのスタッフに確かめておくと失敗を防ぐことができます。
表裏の区別があるのはポリカーボネート性の製品だけなので、他の商品は区別をする必要がありません。
貼り付ける際の注意点
張り付ける前には、波板に下穴をあけておきます。下穴をあけておかなければ、山を潰してしまい水漏れなどの原因になるので注意しましょう。
釘同士の間隔は450mmになるようにしていき、穴の直径は2mmほどにしておきます。DIYで屋根に張り付ける時には、下の方から打ち付けていくようにしましょう。
上から張り進めてしまうと、隙間ができてしまい風や水などが侵入してしまいます。
おわりに
今回は、トタン波板の張り方についてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
このように作業を進めていくとトタンをしっかりと張り付けることが可能です。
初めての方は、時間がかかるかもしれませんが、難しい作業ではないのでぜひチャレンジしてみてくださいね。