歴史的に有名な金閣寺ですが、最近ではパワースポットとしても有名です。
見た目のインパクトはもちろん、お守りのご利益も大きいということで、日本人だけでなく、外国人の観光客も多くなっています。
今回は、そんな金閣寺の歴史や御朱印について、お話ししていこうと思います。
金閣寺の歴史
日本の歴史に残る京都の金閣寺は、金閣寺という呼び方は通称で正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)と言います。山号は北山(ほくざん)で、舎利殿を金閣、寺院全体を金閣寺と通称されています。
名前の通り 金閣寺は、歴史的建造物の中で圧倒的な存在感を感じさせてくれます。京都というイメージ強い場所でもありますね。1994年よりユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産として登録されています。
足利義満との関係
金閣寺こと鹿苑寺は、13世紀の西園寺家の事実上の崩壊後に、足利義満が譲り受けたと伝えられています。
足利義満の死後は遺言で禅寺となり、義満の戒名であった「鹿苑寺院」から「鹿園寺」になったそうです。
二度の再建
金閣寺は、15世紀の応仁の乱で焼失してしまいます。金閣こと舎利殿も1649年に一度目の再建をします。
そして二度目の再建、第二次世界大戦終戦後の昭和25年(1950年)、放火で金閣は再び焼失の被害を受けてしまいます。今の舎利殿は昭和30年(1955年)に再建されました。
金閣寺の簡単な年表
年 | できごと |
1224年 | 西園寺建立 |
1397年 | 金閣寺建立 |
1467〜1477年 | 応仁の乱(焼失) |
1649年 | 大修理 |
1906年 | 大修理 |
1950年 | 放火で焼失 |
1955年 | 再建 |
1986年 | 修復 |
1994年 | 世界遺産登録 |
金閣寺の見所ポイント
- 舎利殿(金閣)
- 鳳凰
- 方丈
- 厳下水
- 鏡固池
金閣は正式名称「舎利殿」といいます。お釈迦様のお骨の一部(仏舎利)を収める建物になっています。
また第二層には観音菩薩坐像と四天王像を安置してあります。天井には飛天や鳳凰が描かれています。
方丈とは金閣寺の本堂に相当するお堂です。
建物の外観は順路から確認できますが、内部は普段は非公開となっています。春と秋の特別拝観時のみ公開されます。
厳下水とは足利義満が手洗いに使ったと言われているそうです。
金閣を囲む池が、鏡固池になります。池だけで約2000坪もあります。池には、金閣が鏡のように映ります。その映る姿が「逆さ金閣」とも言われています。
- 開門時間 9:00~17:00
- 入場料金 高校生以上400円・小中学生300円
- 住所:京都府京都市北区金閣寺町1
- アクセス:バス停の「金閣寺道」または「金閣寺前」下車、徒歩3分
- 車の場合:京都駅から五条通~西大路通を経て、洛西の金閣寺まで一般道で約9キロ
※駐車場あり(一時間300円)
金閣寺へのアクセス
いくつかの乗り物を乗り継がないと、行くことができない金閣寺になりますが、基本的には主要駅〜鉄道〜バス〜徒歩〜金閣寺経由になります。
金閣寺へのアクセスをいくつかご紹介します。
- 京都駅からJR嵯峨野線で円町へ京都市バス〜金閣寺道下車〜徒歩で金閣寺(計21分くらい)
- 京都駅から市営地下鉄烏丸線で北大路駅へ北大路駅よりバスで約20分またはタクシーで約12分・料金1000円前後になります(計28分くらい)
- 京都駅から直接バス:京都市営バス101,205号系統「金閣寺道」下車~徒歩5分 (バスの所要時間約40分)
※連休中は混雑します
金閣寺の御朱印 種類と値段について
御朱印を頂ける場所は、不動堂右手の朱印所です。いただける御朱印は下記の3つがあります。
- 舎利殿の御朱印
- 石不動尊の御朱印
- 北山殿の御朱印
金閣の御朱印は不動堂の後の茶所を出てすぐのところにあります。茶所を出たところに有料エリアの出口があります。そこを出てから御朱印を頂いてください。
御朱印を頂くところは出口にありますが、ご記帳は行っていないみたいですね。別紙に一枚の紙になるようです。
- 時間:9時~16時50分
- 料金:1個300円(金閣寺境内に入るには拝観料400円が必要です)
※金閣は基本的に一方通行になっています。見落として過ぎてしまうと、受付から入り直しになります。朱印所は〆切が16時50分と金閣寺拝観受付よりも早く終わります。
おわりに
今回は、金閣寺の歴史や御朱印についてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
金閣は日本有数のパワースポットであるだけでなく、四季それぞれで見方も変わってきますので、ぜひ季節を変えて訪れてみてくださいね。