浅草は、東京都台東区のおよそ東半分を範囲としており、江戸・東京の下町を構成している地域のひとつです。
ここは江戸時代以降より、繁華街のひとつとして栄えてきました。下町には独特の文化や建物なども多く、観光スポットとしても有名です。浅草といえば雷門というイメージですが、合羽橋やすしや通りなど見所はたくさん存在します。
お隣の墨田区にスカイツリーができたこともあり、日本だけでなく、世界中から観光客が訪れるスポットになっています。
浅草の観光スポット
浅草寺 雷門
絶対に訪れてほしいスポットは、なんといっても浅草寺にある雷門です。テレビなどで見たことがある人も多いと思いますが、あの大提灯を間近で見ると大きさに圧倒されます。
また、両脇に構える風神雷神も威厳のある姿で雷門を通る私たちを見つめています。雷門は1865年の火災によって消失しましたが、松下電器の創業者である松下幸之助氏が1960年に今の形に再建しました。
その後は浅草一の観光名所となっています。ライトアップされた浅草寺は、なんとも言えない厳かな雰囲気が漂います。観光客や仲見世通りに訪れているお客さんたちで賑わう日中とは変わり、静かな境内を歩いていると心が洗われる感じです。
浅草花やしき
レトロな雰囲気をそのまま詰め込んだ形になっている、浅草花やしき。2015年のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにも掲載され、東京を代表する観光名所です。
花やしきは1853年に花園として誕生しました。その後明治5年頃から遊戯施設が置かれ、珍鳥や猛獣の飼育などでたちまち人気となり、当時は大正天皇までもお忍びで訪れたことがあるそうです。
1953年には日本現存最古のコースター「ローラーコースター」が誕生し、浅草観光の名物になりました。このローラーコースターの乗車時間は1分半と短いのですが、スピードが結構出るのと、乗り心地もレトロなので、いろいろな意味でスリル満点の乗り物です。
江戸下町伝統工芸館
江戸の伝統工芸品を知りたいのなら、江戸下町伝統工芸館がおすすめです。過去の工芸品を展示するだけではなく、今も受け継がれている伝統の技を堪能することもできる施設が江戸下町伝統工芸館です。
東京銀器や江戸指物、江戸切り子といった匡の指定を受けている伝統工芸品はもちろんですが、こんなものまで江戸生まれだったのか!と驚くものまで展示されています。
そして、この施設のいいところは、入館料無料ということです。週末には職人さんを実際に呼び、制作実演などもしているそうですよ。
まるごとにっぽん
最近誕生した施設が「まるごとにっぽん」。2015年に誕生した施設で、全国各地のグルメや伝統工芸品などが置いてある商業施設です。食品から日用品、実演・販売、飲食店など、この施設で十分満足できちゃうかもしれません。
そして、なんとこの施設に出展している約8割が東京初出店なんです!しかも5階部分がリッチモンドホテルプレミア浅草インターナショナルというホテルのフロントになっています。
浅草を一望することができるため、浅草を朝から夜まで堪能したい人にはうってつけの宿泊施設です。まだ見たことがない全国各地のものたちが、あなたが訪れるのを待っていますよ。
ホッピー通り
夜にはホッピー通りがおすすめ。ホッピー通りは浅草を代表する飲み屋街で、お酒が大好きな人々が昼間から賑わう憩いの場となっています。
立ち並ぶ飲み屋さんの店頭には煮込み系の料理が多いことから、またの名を煮込み通りともいうそうですよ。夜の暗闇に光り輝く赤提灯が、なんとも下町の雰囲気を醸し出しています。お酒がお好きなら、ぜひとも訪れてほしい浅草らしいスポットです。
浅草の観光マップ
浅草の観光マップ
浅草橋の観光マップ
おわりに
いかがでしたか?まだまだ浅草のおすすめ観光スポットはたくさんあります。
歴史ある町ですから、歩いているだけでも楽しいのが浅草のよいところ。おいしいお店を巡るだけでも、楽しい気分になること間違いなしです!
ぜひ何度でも浅草を訪れて、変わっているようで変わらない町並みを堪能してくださいね。