お金・法律関係

コンプライアンスとは?やってしまいがちな違反事例もご紹介!

コンプライアンスとは?やってしまいがちな違反事例もご紹介!

コンプライアンスとは法令遵守の事を指します。

法律は当然守るべき大事なルールです。人も組織もルールを守る事で、初めて社会の秩序が保たれます。

今回は、そんなコンプライアンスの違反事例などを見ながら、コンプライアンスについて考えていきたいと思います。

日本のコンプライアンス事情

日本のコンプライアンス事情

法令遵守を徹底することは常識だと思われていますが、現実問題として今日の日本の労働環境を考慮すると、お世辞にもコンプライアンスが正しく守られているとは言い難いのが実情です。

大企業から中小企業、官公庁や教育機関まで今一度法令遵守のメンタリティーを再認識しなければなりません。

また昭和の頃に比べて社会構造が大きく変化しています。ベテランの方々が無意識的ながらも、言わば率先してコンプライアンス違反をしたり、若手スタッフに対して各種ハラスメントを強いる事が増えてきており、今日の環境に適応できていない人々が主に違反者になりやすいです。

コンプライアンスの違反事例

参考動画:独禁法・下請法

違反事例1:セクシャルハラスメント

具体的な違反事例ですが、まず1つめにセクシャルハラスメントが挙げられます。世間一般ではセクハラの概念が拡大解釈されており、正しい意味合いで使われる事がかなり減ってきました。

その反動から本当のセクハラ行為が逆にスルーされているのが皮肉な実態です。仕事を部下に与える代わりに性的な行為を強要するデートの誘いを断った部下を冷遇する等、これらは法令遵守の精神に違反する深刻な問題です。

また女性だけが被害者ではなく男性もまた同じ行為を受ければ組織内で法令遵守の違反事例となり得ます。

違反事例2:パワーハラスメント

2つめの違反事例はパワーハラスメントです。上司が部下に対して暴力をふるったり、暴言を投げかける行為です。

また物理的な攻撃だけではなく、執拗にノルマやペナルティを課して精神的に摩耗させるなどの行為も、違反事例となります。

違反事例3:モラルハラスメント

モラルハラスメントは、他のハラスメント行為に比べて表面化し難いのが特徴です。他の行為が主に上下関係の中で行われる事なのに対して、モラハラは同僚から同僚、部下から上司に行われる事があります。

集団で特定の人物を無視したり、些細なミスを犯しただけで長時間にわたり叱責をしたり、屁理屈で執拗に追い込み精神を深く傷つける事などが該当します。

違反事例4:サービス残業の強要

4つめの事例ですが、サービス残業の強要です。潜在的にはかなりの組織で、慢性的に行われているコンプライアンス違反の実例となります。

本来残業は給与が発生する行為にも関わらず組織の慣例が、実際の法律よりも優先され、まるで残業代を請求する方が悪い人、といった風潮を作り出す企業が多々ありますが、立派なコンプライアンス違反です。

違反事例5:違法行為の強要

5つ目の違反事例ですが違法行為の強要です。

上司が部下に対して海賊版のソフトウェアを使って経費の節約を指導する等、この事案は明らかに法律に抵触していますが、近年頻発しています。

参考動画:コンプライアンス違反事例

おわりに

今回は、コンプライアンスの違反事例について詳しくお話ししてきましたが、いかがでしたか。

このように、意図していなくてもコンプライアンス違反になってしまうこともありますので、コンプライアンスに関する知識をきちんと身につけ、日頃から注意するようにしてくださいね。