ドアクローザーは速度を自動的に調整して、静かにしめもどす装置です。
でも長年使用していると、ゆるみや故障も出てきて、音が最初静かだったのがバタンと閉まるようになってしまったり、途中で止まって、完全に閉まらなることもありますよね?
ご自分で調整する方法を知っていれば、すぐに対応できて、危険度も少なくなります。これから、ドアクローザーの調整方法をご紹介させて頂きますので、ぜひ参考にしてください。
まずはドアクローザーとは
ドアクローザーとは、扉を速度を調整して閉める装置のことを言います。金属ばねとオイルダンパーを組み合わせているもので、ドア枠の上部を連結する形で取り付けられます。
ドアが、急に開かないようにする機能も備えていて、事故や騒音を防止するものもあります。ドアチェックとも言います。
ドアクローザーが早い・遅い場合の調整方法
ドアの閉まるのが早い・遅い場合の調整方法をご紹介いたします。すごく簡単なので、試してみてください。
ドアの上部の付け根の方に、ドアクローザーがついています。この装置の側面についているねじを、ドライバーで時計回りに占めればドアの閉まるスピードが遅くなります。反時計周りに占めればスピードは早くなります。
最近のものは、ネジが上に2つ(または3つ)ついているタイプが多いです。これは、ドアを開けて離してから70%の範囲のスピードと、残りの30%の範囲のスピード(3つ目のネジ:ドアが閉まる直前のスピード)の二段階の設定ができるようにいなっているからです。
ドアクローザーの故障の原因と対処(油漏れなど)
ドアの閉まる速度が遅くなる
これは、ドアクローザー内部に油が使用されているため、季節の温度変化によって、油の粘性が変化してしまって、ドアの速度が多少変化してしまいます。
こういった場合は故障ではないので、問題ありません。最近では、内部の油の改良がおこなわれ、通年の速度変化はなくなったみたいです。
ドアの閉まる速度が速くなる
これは、調節でだいたい直ります。
ただ、下記のように本体の故障の場合は交換が必要になります。
本体からの油漏れ
ドアの閉じる速度が極端に早くなり、事故につながってしまう恐れがあります。
ドアクローザーは、文愛、改造、油の注入などはできませんので、できるだけ早くドアクローザーごと交換する必要があります。
分解などをすると、内部の油が飛び出たり、思わぬけがをしたりするので、絶対にしないようにしてください。
おわりに
色々なものが便利になっていく世の中で、自分でできることは、自分でしたいという方も増えてDIYも流行っていますよね。
ですが、専門の業者さんがあるということは、自分たちでやらない方がいいことがたくさんあるってことですよね。今回の「スピード調整」のように簡単なものなら自分で対処しても良いと思いますが、人にとって危険性があるものに関しては、なるべく業者さんにお願いしましょう。けがをしてからでは遅いですからね。
ドアクローザーの速度調整は簡単なので、ぜひ試してみてください。ネジがバカになってしまっている場合は、これも業者さんにお願いしましょう。