夜、家の中で絶対に遭遇したくない虫「ゴキブリ」。つやつやしたあの姿と素早い動きを想像しただけで鳥肌が立ってしまう方も少なくないはずです。
「ゴキブリを駆除したい」「家に入ってこないようにしたい」、そんな方にゴキブリ退治のおすすめアイテムや最近流行りの「ホウ酸団子」の作り方をご紹介します。
置くだけ・スプレー・煙のそれぞれの特徴
置くだけタイプ
置くだけタイプには、忌避剤、捕獲機、置きエサ式殺虫剤の3つのタイプがあります。
(1)忌避剤
ゴキブリが嫌うハーブなどを使って、ゴキブリを寄せ付けないようにするものです。殺虫剤ではありませんのでゴキブリを駆除することはできません。
オレンジの皮から抽出した天然成分リモネンを使用した、オレンジの香りの「ゴキガード」、ゴキブリの嫌がる天然ハッカ油を配合したミントの香りの「天然ハーブのゴキブリよけ」などがあります。
(2)捕獲器
ゴキブリが好む臭いと入りやすい形状でゴキブリをおびき寄せて、本体の中の粘着シートで捕獲します。
殺虫剤ではありませんので、薬剤を使用することに抵抗がある人には向いています。また、本体にかかったゴキブリを見ることができるので、実際に駆除できたことを確認できます。
捕獲器タイプではおなじみの「ごきぶりホイホイ」は、外からはゴキブリが見えず、紙製なのでそのまま捨てることができます。
(3)置きエサ式殺虫剤
本体にセットされた殺虫成分入りのエサを食べたゴキブリを駆除します。エサを食べたゴキブリが巣に戻ることで、巣にいるゴキブリにも効果があり、ゴキブリの卵も駆除できる商品もあります。
1回設置すれば3〜6か月効果が持続するので、手間やコスト面で優れていますが、毒性が強いためペットや小さなお子さんがいる家庭は注意が必要です。
卵や抵抗性ゴキブリにも効果がある「ブラックキャップ」や「コンバット」がおすすめ。「ブラックキャップ」はプロも使う速効成分フィブロニルが配合、「コンバット」にはヒドラメチルノンが配合されています。
スプレータイプ
目の前のゴキブリに向かってスプレーし、即座に退治します。商品によっては、事前にスプレーしておくことも可能で、もし逃げられてしまった場合でも、ゴキブリの通り道と思われる周辺にスプレーしておけば、そこを通ったゴキブリに薬剤が付着して駆除することもできます。
おすすめは、有効成分イミプロトリン配合の速効タイプ殺虫スプレーで、残効性によるまちぶせ効果も加わった「ゴキジェットプロ秒殺+まちぶせ」です。
また、殺虫剤成分が気になる方には、「フマキラーゴキブリ超凍止ジェット除菌プラス」がおすすめ。キッチンやダイニングでも安心です。
くん煙タイプ
くん煙タイプは、1回使用すれば、家具の隙間や陰などに潜んでいるゴキブリも一気に大量に駆除できます。ゴキブリの卵には効果がありませんが、卵が成虫になる頃に再度使用することで効果があがります。
デメリットは、ペットを含め、一定時間部屋を不在にしなければならないこと、火災報知器が反応するケースがあること、食品や食器に薬剤成分がかからないよう片づけておかなければならないことです。
火災報知器に反応しない「バルサンプロEXノンスモーク霧タイプ」、「アースレッドWノンスモーク霧 マンション・アパート用」は、煙が出ないのでマンションやアパートにもおすすめです。
また、効き目を重視する方には、火災報知器が反応しないように保護するカバーが付いている「バルサンプロEX」、「アースレッドプロα」をおすすめします。
ホウ酸団子の作り方
ゴキブリ退治によく使われるホウ酸団子は、家庭でも簡単に作れますよ。
ホウ酸50g・小麦粉30g・すりおろした玉ねぎ35g・砂糖小さじ1強・牛乳または水適量・焼き肉のたれ数滴
- ビニール袋にホウ酸、小麦、砂糖を入れてよく混ぜ合わせます。
- 玉ねぎと牛乳または水、焼き肉のたれを加えてよく練ります。
- ゴム手袋などをしてから、直径2〜3cm位の大きさに丸めて完成です。
ホウ酸には毒性がありますので、ペットや小さなお子さんがいるご家庭は口にしないよう容器を工夫したり、置き場所に注意してくださいね。
ゴキブリホウ酸団子のネット購入
害虫駆除商品で有名なフマキラーなどからも、ゴキブリ用ホウ酸団子の商品が出ています。
おわりに
ゴキブリ対策アイテムは様々なタイプがありますので、くん煙剤の使用後に忌避剤を置いたり、置くだけタイプのものとスプレータイプを併用するなど、組み合わせて使用するのもおすすめです。
それぞれのご家庭に合ったものを選んで、嫌なゴキブリを撃退してくださいね。