よく田舎や、畑の多いところや、山林がある場所では、イノシシに畑を荒らされてしまうといった被害があって大変ですね。
環境が変化し、近代化が進み、動物たちのすみかや食べ物がどんどん減ってしまっているのは確かなことで、人間がそうしてしまっていることはわかっていますが、防ぐこともできず、これからもどんどん近代化や温暖化は進んでいってしまうんでしょう。
今回は、いのしし猟についてご紹介させていただきますので、参考にしていただければと思います。
いのしし猟の基本的なやり方
実際に、イノシシを捕まえる具体的な方法としては、大きく分けて猟銃と罠猟があります。誰でも地涌にとっていいわけではないので、まずは、狩猟免許を取得する必要があります。
猟銃が良いのか、罠がいのかは一概にはどちらと判断できかねますが、最近は、ほとんどの地域で猟銃による捕獲よりも罠で捕獲する方が多いそうです。この傾向は、猟銃の免許を持っている人が少なくなっているということが原因の一つだと考えられています。
いのしし用の罠について
罠については、いくつかの種類がありますが、いのししを捕まえる罠として、一般的なモモは、くくりわなと箱わなです。
くくり罠はいのししなどの通り道に針金やワイヤーを設置し、通りかかった動物の足や体を括り付けてとらえてしまう方法です。脚くくりわなが一般的と言われています。
いのししの通り道を熟知することが必要で、その効果を上げるには、熟練の感が必要にもなってきます。
箱わなは、餌でいのししを誘導し、箱の中に入れてしまうといった方法で、くくりわなに比べると、捕獲率が高いのが特徴と言えます。
土地柄にあったやり方を
どちらの方法にも、メリットとデメリットがありますので、ご自身の地域の土地柄や、捕獲を行う人のやり方でやった方がいいと思いますよ。
くくりわなは、軽くて自分一人で設置ができます。箱罠に比べると価格も安く、数設置できますが、イノシシ以外の動物をとらえてしまう可能性が非常に高いです。
箱わなは、捕獲率が高く、くくりわなより熟練が必要なくできる。いのしし以外を捕獲してしまっても、簡単に逃がしてあげることができます。
ですが、大きくて重たいので、一人ではできず、設置に数人必要になります。一度設置をしたら、簡単には移動できない事と車で運べる場所にしか設置ができません。どちらとも言えませんが、初心者がするのには、箱わなの方が捕獲率は高いと思いますよ。
いのしし猟の罠の作り方
狩猟につかうくくりわなのワイヤーは4mm以上でないといけません。今回は210cmと90cmの2本を使用して作ります。90cmの方のワイヤーで樹に留めますが、大体直径25cmぐらいの樹まで対応できます。
樹が細すぎると、いのししの力に耐えられない場合がありますので、10cm以上の木を使うようにしてくださいね。
210cmのワイヤーの橋をちいさなループにしてWクランプというものでかしめてください。締め付け防止金具を通して、反対の橋を小さなループに通し、平ワッシャーを入れます。90cmのワイヤーの両端をループして、こちらもWクランプでかしめます。片方はより戻しを通しておいてください。子尾ワイヤーは樹に留めます。
箱わなについてはホームセンターで購入したもので作れる方法がもあります。
畑のいのしし対策(柵・電気柵・ライトなど)
いのししの特徴として、臆病な動物なので、基本的には、いのししの嫌がることをすれば対策はできます。
ワイヤーメッシュは、本来建設資材として使われる、コンクリート用の補強資材ですが、いのししを防ぐためのお手軽な柵として設置されることが多いです。ネットよりも頑丈で噛み切られることがないので安心ですね。価格も比較的安くて済みますよ。数必要なので助かりますね。
電気柵は、軽い電気ショックで驚かして侵入を防ぐものです。ほかの柵と比較すると安くて設置がとても簡単ですがこまめなメンテナンスが必要になります。
いのししの嫌いな色は青ということで、対策用のライトは青色になっています。いのししから見えるところに設置すると、青色のライトが見えただけで、帰っていきます。
現在ではLEDになっていますので、切れていて侵入されてしまったということも、少なくなっているそうで価格もそこまで高くないのでお勧めですよ。捕獲することを考えずに、被害だけをなくす方向で考えている方は、こちらがおすすめかと思います。