旅行に行く際は、日本国内にも有名で行ってみたいところがたくさんあって、どこに行こうか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、30〜40代の男女100人に聞いた「おすすめの観光地ランキング」を1〜11位までご紹介していこうと思います。
1位 清水寺
清水寺は、京都府京都市東山区清水にある寺院で778年開基(創立者)は延鎮、798年建立は坂上田村麻呂、1633年現在の本堂は徳川家光が再建しました。
建物の前半部分は山の斜面にせり出すように建てられ多くのケヤキの柱(139本)がせり出し、清水の舞台と呼ばれ「清水の舞台から飛び降りる」は覚悟を決めた時の例えで有名で、1994年に世界遺産に登録されています。
清水寺までの坂道は清水道と称され道の両側にはおみやげ店が軒を連ねています。高さ31mで日本最大級の三重の塔、日本10大名水の筆頭清めの水の音羽の滝などを有する修学旅行の定番先で京都を代表する寺院です。
2位 沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館は、沖縄県国頭郡本部町の海洋博公園内にある水族館で、「沖縄の海との出会い」をコンセプトに2002年に開館しました。
太陽の光が降り注ぐ「サンゴの海」水槽では800郡体のサンゴを展示しています。そして、世界最大の魚ジンベイザメや世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタが観察できる水量7,500㎥の大迫力の世界最大級の巨大水槽「黒潮の海」。
さらに、謎に包まれた沖縄の深海を再現した「深海の海」水槽へと沖縄の海を丸ごと体感できます。
「ちゅらうみ」とは沖縄の方言で清らしい海という意味で、2005年にアメリカのジョージア水族館が開館されるまでは世界最大の水族館でした。
3位 金閣寺
金閣寺は、正式名称を鹿苑寺といい、舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。鎌倉時代の公卿西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受け、山荘北山殿を造ったのが始まりとされています。
金閣は、木造3階建ての楼閣建築で3階建てですが、初層とニ層の間に屋根を作らない「ニ重三階」となっています。初層は、金箔を張らず素木仕上げとしニ層と三層の外面は全面金箔張りで、三層は内部も全面金箔張りである。
金閣を中心とした庭園や建築は、極楽浄土をこの世にあらわしたと言われ、この時代の文化を北山文化といい、金閣寺はその代表的なもので1994年に世界遺産に登録されています。
4位 松本城
松本城は、長野県松本市にあり、戦国時代の1504年に造られた深志城が始まりで、現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城です。
五重六階の天守を中心にした複合連結式天守であり、幾度かの存続の危機を市民の情熱により乗り越え、四百余年の風雪に耐え戦国時代そのままの天守が保存されています。明治の大改修後の昭和11年に国宝に指定されました。姫路城、彦根城、犬山城、松江城とともに五つの国宝城郭の一つです。
周辺は松本城公園として整備されており、北アルプスを抱いた黒と白のコントラストの威風堂々とした姿と、季節ごとに見せる様々な表情が美しく、松本のシンボルとして多くの方に親しまれています。
5位 熱海温泉
熱海温泉は、静岡県熱海市にある温泉で、白浜温泉、別府温泉とともに日本の三大温泉の一つとも言われています。
1500年以上の歴史があり、名前の由来は、海底から温泉が湧き上がり魚たちが死ぬほど海が熱くなったことから「熱海」になったと言われています。
源泉は、500本以上あり総湧出量約1万8000L/分と日本有数の温泉量を誇り、泉質は塩化物泉、硫酸塩泉、効能は婦人病、高血圧、動脈硬化などです。
熱海温泉は明治以降文人達に愛され、多くの作品がこの地を舞台に描かれ、最も代表的なものは尾崎紅葉の金色夜叉であり、この作品によって熱海の名は全国に知られるようになりました。
6位 旭山動物園
旭山動物園は、旭川市が運営する日本最北の動物園で「伝えるのは命」をテーマに掲げ、動物の自然な生態が見られる行動展示を実施して一躍人気になり日本でトップクラスの入園者数を誇ります。
旭山動物園は、寒冷地域に生息する動物の飼育繁殖に実績があり、国内で初めてホッキョクグマ、アムールヒョウ、コノハズクの自然繁殖に成功しました。
かつては閉園の危機もありましたが、1997年より行動展示を実現する施設づくりに着手してペンギンのプールに水中トンネルを設けるなど動物が動き、泳ぎ、飛ぶ姿を間近で見られる施設づくりが話題になりました。最近では、TVに取り上げられたりドラマ化されて、現在年間300万人を超える来園者が訪れています。
7位 兼六園
兼六園は、石川県金沢市にある日本庭園で、国の特別名勝に指定され、岡山市の後楽園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園の一つに数えられています。
1676年加賀藩4代藩主前田綱紀が別荘の蓮池御殿を建ててその周りを庭園化したのが始まりです。広さは、約11.7haで兼六園の名は、中国の洛陽名園記を引用して6つの景観を兼ね備えていることから命名した。
春夏秋冬それぞれに趣が深く、季節ごとに様々な表情を見せるが、特に雪に備えて行われる雪吊は冬の風物詩となっています。
金沢市の中心に位置して、県内随一の桜・梅・紅葉の名所で日本さくら100選にも選ばれ年間約300万人が訪れています。
8位 草津温泉
草津温泉は、群馬県草津町界隈に所在する温泉で、有馬温泉、下呂温泉とともに日本三大名湯の一つに数えられています。
毎分3万2300Lと自然湧出量日本一を誇る「天下の名湯」と言われ、六つの源泉を持ち、草津のシンボルでもある幅20m長さ60mの「湯畑」は、毎分約4000Lを湧き出しています。お湯はph2.1と日本でも有数の強い酸性泉で、殺菌力が強くお肌がピリピリします。
泉温52.7℃の源泉をかけ流しで楽しむために生まれた「湯もみ」と「時間湯」を味わいに、年間300万人以上の観光客が訪れています。
泉質は硫黄泉、酸性泉、効能は皮膚病、神経痛、関節痛、疲労回復、冷え性などです。
9位 原爆ドーム
原爆ドームの名で知られる広島平和記念碑は、1945年8月6日に広島市に投下された原子爆弾の惨禍を今に伝える記念碑(被爆建造物)です。元々は、広島県の様々な物産を展示するための広島県物産陳列館として開館され、原爆投下当時は広島県産業奨励館と呼ばれていました。
1996年に世界遺産に登録され「ニ度と同じような悲劇が起こらないように」との戒めや願いを込めて、特に負の世界遺産と呼ばれています。
爆心地に近いのにドーム部分が全壊しなかった理由として、衝撃波を受けた方向がほぼ直上であった、窓が多かったことで爆風が窓から吹き抜ける条件が整った、ドーム部分だけが建物部分と異なり屋根の構成材が銅板であったことが挙げられます。
10位 奈良公園
奈良公園は総面積は660haで、東西4km南北2kmに及ぶ広大な都市公園です。
平安朝以来、春日大社の神域として人の手が入らず、春日奥山の方は原始林が生い茂っています。美しい芝生と樹齢1000年の松木立に覆われ、約1100頭の鹿が群れ遊んでいます。
正式名称は、奈良県立都市公園奈良公園といい、公園内には多くの国宝指定・世界遺産登録物件が点在し、年間を通じて日本国内のみならず外国からも年間約1500万人の観光客が訪れ、日本を代表する観光地の一つとなっています。
11位 大阪城
大阪城は、1583~1598年に豊臣秀吉が築いたが、大坂夏の陣で焼失してしまい、現在見られている大阪城址は、1620~1629年に徳川氏が修築したものです。
江戸時代初期から後期にかけて建てられた櫓や門、蔵など13棟が現存し、城跡は710,000㎡の範囲が国の特別史跡に指定されていて、1931年に再建された天守閣は、登録有形文化財となっていて、大阪の象徴としてそびえ立ち、周囲は大阪城公園が整備されています。
元々は、石山本願寺があった場所に豊臣秀吉が豪華絢爛な城を築城しましたが、大坂夏の陣で焼失、徳川幕府が再建したが天守閣は焼失、1931年に大阪市民の要望と寄付などで豊臣秀吉時代の天守閣が再建され、現在は年間255万人以上の観光客が訪れています。
おわりに
今回は、「おすすめの観光地ランキング」をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
日本にはこれらの他にも、数多くの歴史的な観光スポットや、景色の良い観光地、パワースポットや温泉などもありますので、これから旅行に出かける方は、いろいろな地域を巡ってみてはいかがでしょうか。