続ける技術

行動科学マネジメントで「理論的」に続ける!

続ける技術の「理論編」として、「行動科学マネジメント」についてお話ししていこうと思います。

行動科学マネジメントとは、「行動分析学」という学問をもとにした人材マネジメントの事で、もともとは人材管理メソッドとして開発されました。

現在では、セルフマネジメントにも応用されていて、資格試験や英会話、禁煙やダイエットなどの分野でも、絶大な効果を発揮しています。

今回は行動科学マネジメントの考え方・実際の生活への活かし方をご紹介していこうと思います。




行動にフォーカスする

三日坊主 最初の一歩

行動科学マネジメントの最大の特徴は、「結果だけでなく行動(プロセス)にも焦点を当てていること」です。

今までのマネジメントは結果ばかりを追い求めてきましたが、この行動科学マネジメントでは行動そのものに着目することで、大人から子供まで、楽しみながら自発的に行動するようになる画期的なメソッドになっているのです。

それでは早速、「行動科学マネジメント」の基本となる考え方を見ていきましょう。

行動科学マネジメントの考え方

人が行動するようになるために必要なことを単純化すると、下記のようになります。

  1. 行動の動機付けの条件を作る
  2. 行動を測定する
  3. 行動を妨げるものを排除する

まぁ、言われてみれば当たり前のことですよね(笑)

では、具体的にどういうことなのかを解説していきます。

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1.行動の動機付けの条件を作る

例えば、「勉強を続けられない!」という方でも、毎日簡単に行動できていることがあります。

例えば、

  • お腹が空くから食事をする。
  • 暑いから上着を脱ぐ。寒いからコートを着る。

なんてことは、誰でも当たり前のようにやっていますよね。では、この2つと勉強にはどのような違いがあるのでしょうか?

…この章のタイトル通りなので、分かってしまいますよね(笑)

例に挙げた2つは、「明確な動機」があるから簡単に行動できてしまいます。

逆に、ほとんどの人が行動できないのは、明確な動機付けをできていないからなのです。

明確な動機が行動意欲を掻き立てる!

続ける技術 明確な目標

ここで、よく出る反論が『勉強するのにも「資格試験に合格したい」という動機があるじゃないか』というものです。

しかし、単に「資格試験に合格したい」では動機になっていません。なぜなら、資格を取った上で、何をしたいかが明確でないからです。

資格を取って、今の仕事に活かしたいのか、新しく事業を始めたいのか、それは個々に違いますので、それをはっきりさせないといけません。

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また、「資格を取って仕事に活かすぞ!」と思って始めても、いつの間にか試験に合格するのが目的にすり替わって、仕事に生かすことをすっかり忘れてしまうケースも多くあります。

こうなると、ふと「あれ?なんでこんなに頑張らないといけないんだっけ?」と思った時に、モチベーションが上がらなくなってしまいます。

ですので、続けようと思ったら「行動に直結するような明確な動機」を作ると、行動力は格段にアップします。

さらに言うと、動機は人に言えないような生々しいものの方がいいと思います。例えば、先ほどの勉強の例で言うと、

なぜ勉強をするのか?

資格を取りたい

事業を始めたい

お金持ちになりたい!

成功して尊敬されたい!

異性にモテたい!

このように動機付けして、「モテるために、絶対に成功してお金持ちになるんだ!」と思って勉強した方が、モチベーションも高まり、長く続けることができるようになります。

2.行動を測定する

続ける技術 記録を取る

せっかく行動しても、それをきちんと記録に残している方はほとんどいないと思います。仕事などでもよく言われていることですが、「見える化する」というのは継続する上でとても大事なことです。

例えば、早起きの習慣付けを始めるとして、「最近、早起きできる回数が増えてきました!」では、どれだけ良くなったのかわかりません。

記録に残すことで初めて、自分がどれだけできているのか、できていないとしたら何が問題なのかが分かります。できれば表やグラフにして、一目でわかるようにすると良いです。

このように行動を記録に残すことで、問題があればその原因がわかりますし、上手くいっている場合は、「自分はこれだけできている!」と自信が付き、続けていく大きなモチベーションになります。

3.行動を妨げるものを排除する

続ける技術 ライバル行動をなくす

行動を続けるため必要なことの3つ目は、「行動を妨げるものを排除する」ということです。「ライバル行動をなくす」とも言えます。

潜在意識(現状維持プログラム)の話で、自転車の例を出しましたが、この「ライバル行動をなくす」というのは、動き始めた自転車が走りやすいように、砂利や障害物を取り除いてあげることにあたります。

障害物を取り除いてあげることで、迷ったりつまずいたりすることなく、気持ち良く走り続けることができるのです。

例えば、「早起き」のライバル行動をあげてみると、

  • 家に帰ってすぐのテレビ・スマホ
  • ソファでのうたた寝
  • 夜のアルコールやカフェイン

などがあります。



「毎日6時起きしよう!」と決意しても、このようなライバル行動を続けていては、早く起きれるわけがありません。たとえ早く起きれたとしても、日中は眠くなって効率が落ちてしまうことは目に見えています。

このように、続けられない・習慣化できないという時には、何らかの「ライバル行動」が潜んでいる可能性が高いです。

「動機付け」を明確にしても続けられない場合は、一度立ち止まって、自分の行動の中に「ライバル行動」になっているものがないか、ゆっくり考えてみましょう。

まとめ

今回お話ししてきたように、3つポイントを徹底することで、今までより格段に続けやすくなります。

  1. 行動の動機付けの条件を作る
  2. 行動を測定する
  3. 行動を妨げるものを排除する

今回お伝えしてきたことは、「行動科学マネジメント」のほんの「さわり」の部分なので、詳しく知りたいという方はぜひ、「行動科学マネジメント」の第一人者、石田淳先生の本を読んでみてください。

  

すごい「実行力」 』は営業マン向けの内容で、嫌でついサボりがちな営業活動を、どのように行動に落とし込んで継続し、結果に結びつけるのか、という事についても詳しく書かれています。

基本的な考え方から具体的なやり方まで細かくビッシリ書かれていて、少し読むのが大変ですので、営業の関係ない方や読書があまり得意でない方は『「続ける」技術 』の方が簡潔で読みやすいと思います。