自動販売機やスーパーマーケット、コンビニなどでよく目にするペットボトル飲料。飲み終わった後のペットボトルをそのまま捨てている方は多いのではないでしょうか?
ここではそんなペットボトルを再利用した簡単な工作「ペットボトル風車」「ペットボトルけん玉」「ペットボトルロケット」の作り方についてお話したいと思います。
お子様の知育にも役立つ一方、大人と一緒になって作れば家族同士の良いコミュニケーションにも繋がると思いますよ。
ペットボトル風車の作り方
使う材料
ペットボトル1本、ペンチ、カッター(はさみ)、キリ(千枚通し)、針金
- ペットボトルの底から1cm程の高さ(帯状にくぼんでいる部分)をカッター(はさみ)を使って輪切りの要領で切り離します
- 飲み口が付いている残りの方のペットボトルに対し、①で切り離した部分から飲み口に向かって切り込みを入れていきます。この時切り込みを入れるのは飲み口から3cm程下にある帯状にくぼんでいる部分まで。そして切り込みはペットボトルの面(6面、8面など)に沿って入れていきます。
- ペンチを使い、②で切り込んだ部分を1面ごとに斜めに傾斜を付けて折り曲げ、押さえます。
- 飲み口を上にしてテーブルの上に置くと、ちょうど等間隔に羽が広がる形になるかと
思います。この状態から①で切り離したパーツを底から中に向けて押し込みます。 - キリで飲み口に付いているフタの中央、及び④で入れ込んだ底のパーツの真ん中に穴を開け、そこへ針金を通して適当な角度を付ければ完成です。針金がない場合はクリーニング用のハンガーをほどき、針金の代用としても構いません。
ペットボトルけん玉の作り方
使う材料
ペットボトル1本、カッター(はさみ)、紐、ピンポン玉程度の大きさの玉、ビニールテープ
- カッター(はさみ)を使い、ペットボトルを真ん中あたりで輪切りにします
- 二つに切り離したペットボトルのうち、飲み口が付いている方の切り口にビニールテープを張ります。切り口がギザギザになっていたりした場合、怪我をする恐れがあるためです。
- 玉に紐を貼り付け、反対の紐の先を②の飲み口部分に結び付ければ完成です。適当な玉がない場合は丸めた新聞紙を折り紙でくるんだりして、自作の玉を作っても構いません。
ここではペットボトル1本での作り方をご紹介しましたが、ペットボトル2本でも作成できます。その場合は①のように2本とも真ん中部分で輪切りにした上で、飲み口同士を合わせてテープで固定します。
その接続部分に③の紐付けした玉を取りつければ、受け口が2つあるけん玉の完成です。ちなみに2本のペットボトルの種類を変えれば、実際のけん玉のように受け口の大きさ(広さ)に変化を持たせる事もできます。
ペットボトルロケットの作り方
使う材料
ペットボトル2本(必ず炭酸飲料用として使われていたものを使用)、牛乳パック、ビニールテープ、カッター(はさみ)、新聞紙、ゴム栓、空気入れバルブ(自転車用)、キリ
- ペットボトル1本のみ、カッター(はさみ)を用い、飲み口から約3cmほど下にあるくぼみの部分(斜めから垂直に変化する部分)に沿って輪切りにします。
- ①で切り離した部分に新聞紙を詰め込みます。この新聞紙の役割は<重り>ですので、
少し濡らしておく方が飛距離が出ます - ②で作成した部分を、残ったもう1本のペットボトルの底部分に取り付け、ビニール
テープで固定します(底に接続するのは飲み口と反対の部分です)。 - 牛乳パックをはさみで切り、同じ形、同じ大きさの羽を4枚作ります。
- ④で作った羽を、③のロケット本体に取り付け、ビニールテープでしっかりと固定します。(③で取りつけた部分がロケットの先端になりますので、羽を付けるのはそれとは反対の根元部分になります)。
- ロケットの噴射口に当たるペットボトルの底(飲み口)から水を半分くらい注ぎ入れ、ゴム栓を詰めて栓をします。
- ⑥で詰めたゴム栓の中央にキリで穴を開け、そこに自転車用の空気入れバルブ(空気針)を指し込みます。
以上でペットボトルロケットは完成となります。実際に飛ばす時は自転車に空気を入れるのと同じ要領で空気を注入していくと、ペットボトル内部の圧力が限界を超えた瞬間、勢いよく飛び出します。
一点注意すべきなのは必ず炭酸飲料用のペットボトルを使う事。強度のある炭酸飲料用以外のペットボトルを使用すると、膨張する圧力に耐え切れずにペットボトルが破裂する恐れがありますので注意して下さい。
おわりに
いかがだったでしょうか?
捨てるだけのペットボトルを再利用すれば、アイデア次第であっと驚くような作品に生まれ変わらせる事ができます。
普段の遊びはもちろん、夏休みの自由研究などにも最適なペットボトル工作に、ぜひ一度取り組んでみてください!