「美人」という言葉を聞いて、どのような方を思い浮かべるでしょうか?
美人の基準は人それぞれで、理想とする「美人」像も様々だと思いますが、万国共通で今も昔も変わらない「美人」の条件は「左右対称でゆがみがない」ということです。
人はバランスのいいものを見ると安心するという本能を持っているので、シンメトリー(左右対称)な顔に近づけば、男女問わず人に好かれやすくなれるのです。
そこで今回は、シンメトリー美人になるための睡眠方法についてご紹介していきます!
シンメトリー美人になるためには?
シンメトリー美人になるためには、
・食べるときに片側の歯で噛まない
・バッグを毎回同じ肩にかけない
・座るときの足を同じ方で組まない
など、普段から片方に偏らないようにすることが大事ですが、一番重要なのは「寝ているときの姿勢」です。
なぜなら、人が長時間同じ姿勢でいるのは、寝ているときが一番長いからです。
寝るときの美容ポイント5つ!
美容ポイント1.寝るときはあお向けで!
あお向けで眠るとき、頭の重さと体の重さを合わせて、約5キロの力が後頭部にかかります。これは、左右対称に力がかかっているので、体への負担はあまり大きくありません。
しかし、横向きに寝ると顔の片側だけに約7キロの力がかかってしまいます。人の体の骨は、長時間同じ力を加えると変形するので、毎晩寝ている間この力がかかっていれば、骨格がだんだんとゆがんでしまいます。
また、うつぶせで寝ると、あごに約9キロの力がかかります。これによって歯にかかる力は、歯並び矯正の時にかかる力の5~10倍です!
この結果、歯並びが悪くなり、噛むときの歯が偏り…と、体のバランスが悪くなる悪循環に陥ってしまうのです。
このように、どちらかに偏った寝かたは骨格をゆがませてしまいますが、逆にあお向けに寝ることで、徐々に元の左右対称に近づいていきます。
今まで横向き・うつ伏せで寝ていた方も、今日からあお向けに直しましょう。
美容ポイント2.適切な睡眠時間は?
最近は忙しい方が多く、睡眠の「量」より「質」を大事にする傾向がありますが、美人になるための睡眠はまず「量」が大事です。
大人の方でしたら、1日に約8~9時間の睡眠をおすすめしています。
寝ている間に新陳代謝や造血作用を行うには、これくらいの睡眠時間が必要になってきます。
美容ポイント3.寝る時間帯は?
睡眠に最も理想的な時間帯は、夜の12時前から夜明けまでです。
そして、朝起きたら太陽の光を浴びることが大事です。大量の光にあたると、血中の酸素の量が飛躍的に増えるからです。
太陽の光は、血流をはじめとする体調全般がととのえられ、肌のつやがよくなります。また、皮膚病や円形脱毛症、生理痛などにも効果があると言われています。
美容ポイント4.睡眠の「質」について
美人になるための睡眠は、まず「量」が大事!とお伝えしましたが、もちろん「質」も重要になってきます。
睡眠の「質」に大きく影響してくるのが「ストレス」ですが、ストレスを溜めてしまうと、寝不足や気分の落ち込み・イライラなどの症状が出てしまいます。
普段からイライラして寝不足になっている人が、美人になれるとは思えないですよね。
と、いうわけでここからは、睡眠と深く関係する「セロトニン」についてご紹介していきたいと思います。
ちょっと理屈っぽい内容ですが、睡眠の「質」を上げるのに知っておいていただきたい知識なので、ぜひ読み進めていってくださいね。
セロトニンとは?
「セロトニン」は「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並んで、体内で重要な役割をしている三大神経伝達物質の一つです。
また、セロトニンは人の精神面に大きな影響与え、心身の安定などにも関与することから、「幸せホルモン」とも呼ばれます。
セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの様々な症状が現れます。
セロトニンの効果
快眠効果
セロトニンは、睡眠ホルモンであるメラトニンの材料にもなるので、夜になるとメラトニンが働き、自然に眠くなっていきます。
ストレス耐性
人が強いストレスを感じた場合に、ノルアドレナリンが作用して血圧や心拍数が上がってしまいますが、セロトニンはこのノルアドレナリンの働きを抑えるので、ストレスを軽減することができます。
心身の安定効果
セロトニンは、ドーパミン等の働きを適度に抑えることで、「よしやるぞ!」などの感情と「はぁ~、ダメだ~」という感情の、どちらか一方に極端に傾かないようにバランスをとってくれます。
記憶力や学習効果
セロトニンは、記憶に深くかかわる脳の部位の「海馬」にも関係していて、記憶力や学習効果にも影響を及ぼしています。これが、睡眠と学習効果が深く関係すると言われる理由の1つです。
セロトニンを増やすためには
- 早寝早起きをする
- 太陽の光を浴びる
- リズミカルな運動をする
セロトニンを増やすためには、以上のような方法があります。
セロトニンは人間の本来の生活リズム(昼に活動し夜は眠る)を守ることが、セロトニンを増やすのに効果的だと言われています。
そして、太陽の光を浴びることでセロトニンの分泌が活発になります。太陽の光が、体内時計を調整するという話は聞いたことがあると思いますが、これは、太陽の光がセロトニンの分泌を促すことと深く関係しているのです。
リズミカルな運動についてですが、スクワットや階段の昇り降りなど、一定のリズムで行う運動を反復して行うと、セロトニンの分泌が活発になると言われています。
もちろん、ウォーキングやランニングも効果的ですが、深呼吸(腹式呼吸)や食事の際によく噛んで食べることも一定なリズムで行うので、セロトニンの活性化に役立ちます。
上記のようなセロトニンを増やす方法は簡単にできることなので、自分の睡眠を改善する方法の1つとして、取り組んでみてはいかがでしょうか。
1~2週間で効果が表れます!
今回は、美人になる睡眠法についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
正しい習慣が身につけば、早ければ1週間で「肌のハリが良くなった」、「目がパッチリしてきた」などの効果を実感できますので、ぜひ実践していってくださいね。