ネクタイにも結び方に種類があるのは知っていますか。
ビジネスシーンにぴったりの結び方から、結婚式などあらたまったシーンにあうネクタイの結び方、カジュアル感ある結び方など様々です。
TPOに合わせて使える、知っておきたいオーソドックスなネクタイの結び方を紹介します。
ネクタイの結び方①「プレーンノット」
一般的なネクタイの結び方で、一重結びで結び目が小さいのが特徴。
ビジネスシーンにぴったりの結び方です。
- ネクタイを襟に通します。大剣が左、小剣が右になるように通し、大剣を小剣の上に重ねるようにします
- 重ねた部分をしっかりと指で押さえ、小剣の下に大剣をくぐらせるようにし、ひと回しします
- 最後に大剣を通す輪をイメージしてから、大剣をもう一度小剣の下にくぐらせ、そのまま輪の中に通します
- そのまますっとおろして、形を整えるとネクタイ結びは完成です
- もっと美しいネクタイの結び目にするためには、形を整える前に、小剣を谷折りにします
- 結び目の内側に指を入れるようにし、すーっと引っ張りととのえることで、ディンプルと呼ばれるくぼみも美しく仕上がります
ネクタイの結び方②「ダブルノット」
結び目が縦に長くなるのが特徴のダブルノット。
プレーンノットにもう一巻きすることで結び目が大きくなるため、プレーンノットに飽きたときやナロータイの時、体格が大きい人におすすめです。
また、ネクタイが長いと感じるときにもぴったりです。
- プレーンノットの結び方で大剣をひと回しさせるところまでの手順は同じです
- ひと回りさせたら、もうひと回しします
- あとは、プレーンノットで大剣を小剣の下にくぐらせ輪に通して形を整えます
ネクタイの結び方③「ウィンザーノット」
巻く回数が多いため、慣れないと難しく感じることもありますが、結び目にもボリュームが出ます。左右均等な三角形の結び目になるのが特徴です。
襟の開きが大きいシャツや、アクセントに襟元にボリュームを出したいときにぴったりです。
英国調スタイルの結び方なので、結婚式など改まったシーンにもおすすめの結び方です。
- 襟元に近い部分の小剣を谷折りにし、小剣の上に大剣をクロスさせる
- 大剣を小剣の下をくぐらせそのまま、襟元のスペースの後ろから前にだす
- 大剣を小剣の後ろから、逆側へ(左から右へ)移動させる
- 大剣を襟元のスペースの前から後ろに通す
- 小剣の襟もとに近い部分が、きちんと谷折りになったままかを確認して、しっかりとしぼる
- 大剣を前から逆側へ(右から左へ)移動させる
- 大剣を襟元のスペースの後ろから前にだす
- 大剣でできた輪に大剣の先を通す
- 結び目の内側に指を入れ、くぼみがきれいにできるように、引っ張って整える
ネクタイピンの位置と付け方
ネクタイピンを付けるには、正しい位置があります。高すぎず低すぎない位置につけるのがポイントです。シャツの第3ボタンと第4ボタンの間を意識してつけると全体のバランスがよくなります。
ネクタイピンは、ネクタイを固定するために使われていたのが始まりなので、ネクタイだけをピンでとめるのではなく、シャツとネクタイを固定するように留めるようにしましょう。シャツと固定することでネクタイが乱れにくくなります。
ビジネスシーンには向いていませんが、デートの時には、ネクタイを少し引き上げた位置でピンを留めることで立体感を演出することもできます。あえて少し高めの位置につけることでこなれ感を感じさせることもできます。
おわりに
ネクタイも結び方ひとつで印象が変わってきます。
ここでは、ネクタイの結び方の中でもオーソドックスなものを紹介しましたが、他にもおしゃれな結び方があります。社会人らしくTPOに合わせたネクタイの結び方をマスターしましょう。
ネクタイピンを使うことでさらにおしゃれも楽しみたいですね。