お金・法律関係

要介護認定の基準と受けられるサービスについて

要介護認定の基準と受けられるサービスについて

いつかは訪れる介護。いつまでも元気でいてほしいと思いますが、いつかは・・・。頭ではわかっていますが、まだ大丈夫だと思い込んで、考えるのを伸ばしてしまうのが、現在の介護問題です。

だからといって、介護サービスを申し込めば、すぐに受けられるというものではありません。実際に利用するにあたって、要介護認定を受けなければならないのです。そして認定後には、ケアプランなどの作成が準備として必要になります。

今回は、要介護認定の基準受けられるサービスについてご紹介していきますので、参考にしてみてください。

要介護認定とは

第1号被保険者の場合

まずは、要介護認定とは何でしょう?寝たきりや認知症など様々ありますが、常に介護が必要なことを言います。介護サービスを受ける区分のひとつとなります。症状の状態に応じて分けられます。どれぐらいの介護を必要とするかは、市町村にある介護認定審査会が認定し、これによって介護サービスの支給される金額も決められます。

介護が必要なご家庭はたくさんあります。もちろん要介護の方も沢山います。介護している側も疲れてしまって、介護される側も、申し訳なくてなど、いろいろトラブルが発生してしまうのも現実です。

自分の親だから、しっかり介護してあげたい気持ちもわかりますが、あまり無理しすぎると、かえって負担になりすぎて、つらくなってしまうこともあります。

要介護認定基準

何事においてもそうですがすべてがすべてできるわけではなく、基準があります。日本は特に高齢化社会で、介護を必要とする方が多く介護する側も、年齢が高くなっているのが現実です。

介護認定には全部で7段階あります。介護サービスを利用する方の状態によって分かれます。要支援度、要介護によって、利用できるサービスも変わっているので、基準もしっかり設けられています。

要支援・要介護の基準
  • 要支援1:生活する上での機能はほとんど問題ないが、要介護状態への進行を予防するための支援
  • 要支援2:生活する上での機能が低下しているが、介護予防サービス等で改善の見込みがある
  • 要介護1:日常生活で、歩くなどの部分的に介護が必要
  • 要介護2:日常生活で、歩く、排せつ、食事などの部分的に介護が必要
  • 要介護3:ほぼ全面的に介護が必要
  • 要介護4:介護がなければ日常生活が難しい
  • 要介護5:介護がなければ日常生活ができない

介護の基準を出すときには、1日当たりにどれぐらいの介護を必要とするかで変わります。

要介護の種類と受けられるサービスについて

要介護の種類と受けられるサービスについて

要介護1で受けられるサービス

まずは、支援される限度額は月額16万6920円です。

週3回の訪問介護の利用。週1回の訪問看護の利用。週2回のデイサービス。ケアサービス。3か月に1週間の施設への短期で入所できます。あとは一部の福祉用具の貸し出しも可能です。

要介護2で受けられるサービス

支援される限度額は月額19万6160円です。

週3回の訪問介護の利用。週1回の訪問介護の利用。週2回のデイサービス。ケアサービス。3か月に一週間の施設への短期で入所できます。あとは一部の福祉用具の貸し出しもできます。

要介護3で受けられるサービス

支援される限度額は月額26万9310円です。

週2回の訪問介護の利用。週1回の訪問介護の利用。週3回のデイサービス。ケアサービス。毎日1回の夜間巡回型訪問介護。2か月に1週間の施設への短期で入所できます。福祉用具の貸し出しもできます。

要介護4で受けられるサービス

支援される限度額が月額30万8060円です。

週6回の訪問介護の利用。週2回の訪問看護の利用。週1回のデイサービス。ケアサービス。毎日1回の夜間対応型訪問介護。2か月に1週間の施設への短期入所できます。福祉用具貸し出しも可能です。

要介護5で受けられるサービス

支援される限度額は月額36万650円です。

週5回の訪問介護の利用。週2回の訪問看護の利用。週1回のデイサービス。ケアサービス。毎日早朝と夜間2回の夜間対応型訪問介護。1か月に1週間の施設への短期で入所できます。福祉用具貸し出しもできます。

おわりに

今回は、要介護認定の基準と受けられるサービスについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

今回ご紹介したのは、あくまでも基準・目安ですので、ご利用される場合は、各市町村にしっかり説明をしてもらってくださいね。